レインコート

さて､こっちまで来てくれた方､どうも！
かなり弱ってますんで･･･汗

じゃあ､行こうか

ソフト大好きなんだよ？
でも､怜衣サンが疲れちゃったからいかんかっただよね

出来て当たり前

これが自分がソフトをやめたくなったきっかけ
周りからずっと言われ続けてきて

「いーよね､怜衣は出来るから」

「監督のお気に入りだもん､何しても許されるだよね」

これが同級生の言葉

別に嫌われてたわけとかじゃないけどね
皆悪気があって言ってるわけじゃないと思う
でも､凄く嫌だった
別にあたしは特別出来る訳でもないし､監督にも気に入られてるわけじゃない
唯､皆よりもソフト経験が長いからってこともあったし､監督とは付き合いが長いからであって別に違う
なのにそう言われるからムカついた

次は周りの学校の先生

「ショートの子はやっぱりいいね」
「どうしたの？今日調子悪いじゃん｡」
周りの先生たちの視線とプレッシャー
試合とかで先生に言われる言葉

ミスをすればらしくない

普通にファインプレーをしても当たり前

あたしだってミスぐらいするし､ファインプレーもそんないつも出来る訳じゃないじゃん
何したって当たり前だったのが嫌だった

極めつけは人間関係

キャプテンだったから､チームをまとめる必要がある
だから､問題は全部あたしに向けられる
ちょうど春の大会間近の時に、あるクラス内で問題が起こって
その渦中の人間がソフト部だったの
それでもうぐちゃぐちゃ

その子がミスをすれば皆からの冷たい視線
皆話しかけない

お陰でその子は学校に来なくなった

部活も休んで､退部まで考えてた
でも､あたしは見捨てれなかった
その子がピッチャーで､居なくなったら代わりが居ないからってこともあったけど
友達として､同じ部活の､チームの仲間として
でも､それ以上に最後まで皆で一緒にソフトをやりたかったっていうのがあったから

誰一人欠けずに最後の試合まで頑張る

そうキャプテンになったとき思ったから
結局学校にも部活にも来てくれるようになったから良かったけど
そんなこんなでソフトが嫌になった
でも､いつまでも諦めきれなかった

それくらい好きだったから

だからね､正直､もし高校受かってたらソフトする気だった
でも､駄目だったから諦めた
メンバーがほとんど皆知ってる人で､市内でも強豪チームの集まりだったの
だから余計に魅力的だったっていうのもある

偶に中学に行くとソフトやってて､やっほーって挨拶に行くの
で､その時とかに見てると懐かしくて､ちょっと泣けそうになる

後輩にね「どうして先輩やめちゃったんですか？」
とか
「やめるのは勿体無いですよ」
って言われたけど､いつも笑って逃げてた

ごめんね

それしか言えなくって・・・

だから､またちょくちょくクラブとか行くつもり
で､大学とかでまたやろうって
今はもう､放送部で頑張ろうって決めたから

だから､やるって言った事は最後までやる
それがあたしの我

それに､今から始めようったってブランクが一年あるからね
体力も筋力も落ちてるし･･･

だから､ね？

ふー､すっきりした

此処まで見てくれた方ありがとう。